出版界がどうのこうの、という話をあちこちで聞く。血液型シリーズが売れている事実に、いちいち驚いていたらいけないんだろう。
さっき、サンレコ10月号のoasisを読み返していた。やっぱりいいインタビューだった。
レコーディングしたことがない、というか作曲なんて鼻歌ぐらいしかないというのに、この雑誌は結構好き。ここまで読ませる音楽雑誌がもっと増えればいいのになぁ。
「コンピューターで演奏をいじるなんて変だろ」
「何百万回でも歌い直せば済むことだぜ」
(……2008年10月号P.28見出しより)
リアムの発言に黄色い声でキャーキャー言うわけではないのですが、デイヴ=サーディのインタビューも「なるほど」と思う部分が多い。
音楽出版社系の雑誌・書籍について、「楽譜」のイメージが強くて10代の頃は敬遠していた(その当時。不幸なことに、ピアノがとてつもなくダサいものだという認識が芽生えた。楽譜至上主義で育ったので、その最たるものが楽譜だったわけです)。いや、20代初めまでは引きずっていたのかも。今思えば、かなりもったいないことをしていたと思う。
さて。
最近のお仕事といえば、かくかくしかじか雑誌の編集部にいるわけですが、ものすごい「予算」が使われているんだなーというのを目の当たりにしている。山がごろんごろん動いているのには衝撃。
出版不況というより、普通の人にとっては10年以上ずっと不況続きだってことがもうちょっとクローズアップされてもいいのにね。
昔から「本を読む」というと、「すごいね」と言われる場面に多々遭遇するのだが、ちっともすごくない。本に埋もれながら、活字中毒で身を滅ぼすのではないかと思うことがあるほど。でもそれは、なんでもソツなくこなせる人に「すごいね」と言ってしまいがち、というのに似ているので人のことは言えない。人間、当事者になってみないと分からないものだ。
そんなわけで、まったく本を読まない人が編集部にいたら、むしろ良いのかもしれない、と思わないでもない。……でも、その本はおもしろいのだろうか?
