10月24日から始まったピカソ大回顧展に行ってきましたよ、という日記を書きます。行く前に他人の感想を聞きたくない場合は、ここから先は読まない方がいいかも。
さて。それでは以下。
ピカソに当てられたスポットライトの反対側を意識せざるをえない作品群。悩み抜いている姿が伝わってくる。
常に外からのインスピレーションを受け続け、何者かを作らずには生きられない。その傍らで、ふと自分の軸を見つめたときに、何を思ったのか? 流れ落ちる感情を手のひらですくうのが精一杯になる瞬間があったのではないだろうか。
正直に話せば、新国立美術館を見て回っただけで生気を吸い取られそうだった。生命力と同時に、暗澹とした人間の裏側を見せつけられた。もっとも「生」と「死」は隣り合わせであり、すべてが大きなものにくるまれているということなのかもしれないけれど。
「よかったけど…見るだけで疲れたね」と一緒に行ったMさんも同じような感想だった。行ったあとで、数カ所の評論で同じような感想を目にした。どれもがたれこめる曇空の下でのことだったので、カラっと晴れた日に行くと、また違う感じかただったのかも。